04. 分倍河原駅前

1333年(元弘3年)5月に鎌倉幕府を倒すために挙兵した新田義貞と、幕府側の北条泰家が戦った「分梅古戦場」(分倍河原古戦場)という古戦場跡があり、駅前ロータリーには新田義貞の像がある。なお、1454年(享徳4年)にもこの地で鎌倉公方・足利成氏が関東管領・上杉氏を破った合戦が行われている。名表記は「分倍」と「分梅」があり、由来は諸説ある。地名の「河原」は、江戸時代以前に多摩川が現在より北寄りの、この付近を流れていたことによる。住所表記上の地名は、駅舎を含む京王線の東側は府中市片町、西側は美好町と分梅町である。(Wikipediaより)



散策日
平成21年7月1日(水曜日)
所 感
京王線とJR南武線が交差する分倍河原、通勤経路が変わると今までの生活習慣も変えなくてはならない。雨模様の空の中、地域への慣れと近所の散策を含め辺りをぶらぶらした。駅前から結構樹木が多く、どんな樹木があるだろうかと興味をもって歩いた。

新田義貞

分倍河原駅前のロータリーには新田義貞の像がある。1333年(元弘3年)5月に鎌倉幕府を倒すために挙兵した新田義貞は、幕府側の北条泰家と戦い、分倍河原の戦いで新田軍が幕府軍に対し勝利を収めた。幕府軍は鎌倉に籠もり7つの切通しを固める。新田軍は稲村ヶ崎から強行突破し、幕府軍の背後を突いて鎌倉へ乱入し鎌倉幕府を倒した。
 分倍河原南口を降りると、駅前は全体的にサルスベリ(百日紅)、ケヤキ(欅)、ヤマモモ(山桃)、クスノキ(楠)の4種類の木々で辺りを埋めている。その辺りから仕事環境を楽しんでみたい。

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駅を降りるとサルスベリ(百日紅)の街路樹である

09.07.01分倍河原
サルスベリ(百日紅)はツルツルの幹で分かる

09.07.05上福岡
もうすぐこんな花(色は白かピンク)が咲く

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次にヤマモモ(山桃)は枝先に葉が集まっている

09.07.01分倍河原
ヤマモモ(山桃)の幹は節くれのようなものがよくある

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クスノキ(楠)の葉は基部からの3行の葉脈

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クスノキ(楠)の幹は縦にひび割れ

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ケヤキ(欅)はこの箒を逆にしたような樹形

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ケヤキ(欅)の巨木はジクソーパズルみたいに剥がれる

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ケヤキ(欅)の葉っぱは緩やかに整ったギザギザ

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この葉はナツツバキ(夏椿)

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サツキ(皐月)

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ハナゾノツクバネウツギ(花園衝羽根空木)、別名アベリア

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ドウダンツツジ(満天星躑躅)

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ガクアジサイ(萼紫陽花)

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ヒラドツツジ(平戸躑躅)、オオムラサキもこの品種

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葉の色つやからサザンカ(山茶花)と思われる

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ヒイラギナンテン(柊南天)

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シャリンバイ(車輪梅)

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ハマヒサカキ(浜姫榊)

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アセビ(馬酔木)

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サンゴジュ(珊瑚樹)

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コブシ(辛夷)

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辛夷にある変なものは辛夷の実

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ヤマモミジ(山紅葉)、イロハモミジと区別が付きにくい

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トウジュロ(唐棕櫚)

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コナラ(小楢)

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ウメ(梅)

ここまできて、片町公園に「クヌギ」と書かれた樹木札にぶつかり首を捻った。

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樹木札には「クヌギ」と

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でもこれって本当にクヌギ?

クヌギ(櫟)の葉は栗の葉に似て鋸歯の先に針のような芒(のぎ)が出るはず、葉の形も倒楕円形になっているし。これはコナラ(小楢)に似ているが葉柄がないのでミズナラ(水楢)だと思う。

LinkIconクヌギLinkIconコナラ

08.11.02上福岡
これがクヌギの葉と果実

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ムクゲ(木槿)

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カキノキ(柿の木)

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ベニカナメモチ(紅要黐)

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コノテガシワ(児手柏)

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ブドウ(葡萄)

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ビワ(枇杷)

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オリーブ

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ヤマボウシ(山法師)

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トウネズミモチ(唐鼠黐)

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ザクロ(石榴)

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イチョウ(銀杏)

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モミジバフウ(槭樹葉楓)

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イヌマキ(犬槙)

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モクレン(木蓮)

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タイサンボク(泰山木)

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キンモクセイ(金木犀)

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シラカシ(白樫)

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キダチチョウセンアサガオ(木立朝鮮朝顔)

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ハナミズキ(花水木)

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カエデ通りのトウカエデ(唐槭樹)

わずか小1時間の昼休地元ウォーキングなので、これですべてではないが、ショッピングセンターを中心に半径100m圏内でもこれだけの樹木(42種)を見ることができた。今度は休日にでも府中の有名な欅並木辺りを歩いてみようかと思う。分倍河原で降車する方々、たまには上を向いて木々でも見ながら歩いてみてはいかがですか。