42. 千葉県の灯台(勝浦、太東埼)

前回行きそびれた千葉県の勝浦灯台、太東埼灯台に日帰りで行ってきた。勝浦灯台はJR勝浦駅から徒歩30分、太東埼灯台はJR太東駅から徒歩50分とある国はまあまあである。天気は良いし風もなく、散策日和であった。ただし、両方とも行きは上り道になるし初めての道でもあり、時間節約でタクシーを使い、帰りは徒歩で駅に戻った。コロナの自粛生活だけでなかろう、確実に年齢がきている。情けないことにたかだか2万歩強の距離であるが少々足に来ている。

散策日
令和4年(2022年)2月22日(火)
所 感
22.02.22勝浦灯台前回、千葉県は犬吠埼、野島埼、洲崎の灯台に行ったが、やはり外せない勝浦、太東埼灯台を回った
2月22日(火)東京ー勝浦ー(勝浦灯台)ー勝浦ー太東ー(太東埼灯台)ー太東ー東京 21,845歩(13.1km)

22.02.22わかしお3号

22.02.22JR勝浦駅

22.02.22勝浦灯台

22.02.22勝浦灯台

 東京駅京葉線ホームから「わかしお3号」で出立した。検札の時に切符の「下車前途無効」という文字に気が付いた。大人の休日クラブで3割引きの切符を買うのに、東京都区内ー勝浦(110km)往復(201km以上が条件)を買い、復路101km以上で太東で途中下車をするつもりでいた。車掌に聞いたが窓口で確認してくれという。勝浦駅の復路101㎞で何故途中下車ができないのか窓口で聞くと、時刻表を持ってきて「大都市近郊区間のみの利用の特例」で途中下車無効である説明してくれた。残念ながら当方の確認が漏れていたので、帰りは勝浦から太東まで別に乗車賃を払い、太東から復路切符を使うことになった。
 さて勝浦駅には初めて下車したが少し時間を取られた。灯台は岬の上にあり往路は上り道になるというので、帰路は歩くことにして、往路はタクシー(1,000円)で灯台に向かった。灯台入口でタクシーを下車、外房の最東端八幡岬海抜700mで、眼下は太平洋。ここから眺める朝日は素晴らしいらしい。
灯台は施錠されており中には入れないが、門外から写真を撮った。

22.02.22八幡岬

22.02.22山道の桜

22.02.2オオイヌノフグリ

勝浦港西防波堤灯台

 さて帰りはブラブラと徒歩で勝浦に向かった。やはり房総は暖かいからだろうか、桜(ソメイヨシノか?)が開き始めていた。道端にはオオイヌノフグリが花開いていた。道を間違えないようにスマホの徒歩ナビを起動しながら歩いた。勝浦湾に西防波堤灯台が見える。防波堤灯台は灯台巡りには組入れていないが、気が付けば写真を撮ることにしている。天気もいいし、車で通り過ぎるのはもったいない。コースタイムをオーバーして勝浦駅に到着し、当初予定通りの11:51発上総一ノ宮行きの電車に乗った。

22.02.22JR太東駅

22.02.22太東埼

22.02.22太東埼

22.02.22太東埼灯台

 太東埼駅は恐ろしく何もない駅だった。駅前に商店街という看板はあったが商店さえ見当たらない。コースタイムは徒歩49分だったが、駅前のタクシーに乗った。やはり往路は灯台が岬の上にあり道は登坂になるという。岬の突端は太平洋を一望でき、穏やかな海が眼下に広がる。ここで海を見ながらのんびりと昼食にした。
 ここには旧陸軍の電波探知機が設置されていたので、米軍の艦載機や硫黄島からのP51戦闘機の攻撃目標になっていたという。確かに後ろは東京である。旧遺跡が残されており往年を偲ばせる。

22.02.22太東埼灯台

22.02.22太東埼灯台

22.02.22河津桜

22.02.22菜の花

 現在の灯台は二代目で、初代は海沿いに建てられたが、海岸浸食で倒壊の恐れが出たために、100m後方の現在地に移築されたものという。太東埼の風光明媚なところに立っている。展望台には何人か人がいたが、この眺望を見に来ているようで灯台はその中の景色の一つだろう。
 帰路はほぼ道なりに小一時間。道端の春を拾いながら、コースタイムより大幅に遅れ太東駅に着いた。上総一ノ宮に出て、快速で東京に帰り着いた。電車が通勤席なので、酒を飲みつまみを齧るのは難しく、早々に諦めた。やはりこうの場合は特急のボックス席がいい。

<後記>
近場の灯台は、細かく回っていく予定。春を拾いながらぶらぶら歩くのもいい。次は三浦半島かな。