57.奥日光、ズミを追いかけて

ここ数年、この時季になると戦場ヶ原のズミを観にハイキングをする。数年前、戦場ヶ原のズミは6月中旬が見頃であったのに、年々開花時期が早まっている気がする。昨年は5月末には早くも散ってしまっていた。今年は少し早めにと6月3,4日で出掛けたが、やはり戦場ヶ原ではほとんど散ってしまっていた。それでも、ズミは湯元では咲き残っており、他にアズキナシ、ミヤマザクラも十分見ることができて満足した。二日間それぞれ15kmのハイクであったが、年々体力の衰えを感じる。

散策日
平成28年6月3日(金)-6月4日(土)
所 感
16.06.03戦場ヶ原昨年はズミが散っていたので今年は注意した筈であるが、やはり数日の遅れで戦場ヶ原のズミは散っていた。花の命は短くて・・・で、天候も兼ね備え、頃合いが難しい。しかし、爽やかな風の中、歩くのは気持ちが良い。何も思い煩うこともなく、一人良い気候の中、花を追い歩くのもおつなものである。
6月3日(金)自宅-東部日光-日光植物園-竜頭の滝-湯元 26,036歩(15.6km)
6月4日(土)湯元-刈込湖-光徳牧場-東部日光-自宅   25,512歩(15.3km)

16.06.03アカモノ

16.06.03Physocarpus monogynus

16.06.03クリンソウ

16.06.03ショウキウツギ

鈍行、快速を乗り継ぎ、東武日光駅に着くとすぐに2日間フリーパスを購入しバスに飛び乗る。日光へ来るとまず日光植物園に立ち寄る。始めてきたのはアカモノを見に来た時だった。既に花の多い時期を過ぎている。入り口近くに咲いている花は、学名しか書いて無いようで表記が消えていて読めなかったが、後日写真を添付してメールしたら翌日には返事を頂いた。クリンソウは今が見頃で中禅寺湖の菖蒲浜あたりに群生しており、これを目当てに来る人も多い。ショウキウツギもここで初めて見たが、その後川口グリーンセンターでも見ることができる。植物園は約1時間で回り、バスでイロハ坂を過ぎ、奥日光へ向かう。

16.06.03竜頭の滝下

16.06.03ミヤマザクラ

16.06.03アズキナシ

16.06.03湯川

バスは竜頭の滝で下車、ちょうど昼時で、滝下の茶屋でかき揚げ蕎麦(700円)+ワンカップ(400円)で滝を見ながら昼食。食後滝沿いの道を滝上に上がる。ミヤマザクラ、アズキナシが咲いている。アズキナシは神代植物公園にあるが、ここ数年時季が合わず花を見たことがなかった。滝上からハイクは始まる。爽やかな風の中、湯川に沿って赤沼へ。ここから湿原が始まり木道を歩く。

16.06.03白樺、ミズナラ

16.06.03男体山

16.06.03ワタスゲ

16.06.03ズミ

上を見上げれば白樺、ミズナラの葉が風に鳴っている。遠く男体山がくっきりと見える。木道を横にはワタスゲが風にそよぎ、散り残りのズミが微かな匂いを醸し出す。毎年中学生の修学旅行だろう、大勢の生徒たちと木道ですれ違う時、長い列と「コンニチハ」という挨拶の連続に難儀をするが、今年はまだ少し早いようでそれほどではないようだ。

16.06.03湯滝

16.06.03湯の湖

16.06.03シウリザクラ

16.06.03おおるり山荘

小田代が原への分岐を通り越して、しばらくすると滝の音が聞こえて来て湯滝に着く。ここにはバスで来たのだろう、小学生の一団がワイワイガヤガヤしている。二時過ぎだし汗もかいたのでタバコ休憩。ワンカップとコンニャク玉を買ってしばし寛ぐ。湯滝に沿って急坂を上ると、突然静かな湯の湖畔に出る。釣り人が糸を垂れる。湯本に着くとここではまだズミが咲いている。また、シウリ桜もここで観られる。まだ4時だしここまま日帰り温泉に入り日帰りもできるが、まあ、ゆっくりすることにした。今晩の宿は料金で選んだ山荘。温泉はまだしも食事は料金相当で押して知るべし。夕食時に同席した横浜からだというご夫婦と旅談義に花が咲く。中禅寺湖の九輪草を見に来たとか、「ズミを観に」と言ったら渋い(珍しい)と評された。やっと子供にも手が掛からなくなり二人で気ままに泊り旅行をしているという。

16.06.04白樺

16.06.04湯の湖

16.06.04イタヤカエデ

16.06.04刈込湖

朝食バイキングも予想の範囲。お握り(428円)を注文し、8時には出発。宿前の白樺が爽やかである。湯の湖には朝早くからボートが出ているが釣り人達である。イタヤカエデの緑も目に眩しい。湯元から小峠までは少々きつい登りだが、あとは軽いアップダウンを繰り返し1時間半で刈込湖に着く。人もまばらで静かな場所である。

16.06.04切込湖

16.06.04コミヤマカタバミ

16.06.04涸沼

16.06.04オオカメノキ

刈込湖で小休止後、刈込湖につながる切込湖を左手に涸沼は向かう。途中すれ違った二人連れに、「この花なんて言うんですか」と聞かれたが、山野草は知らない。帰ってからネットで調べて「コミヤマカタバミ」と判明。涸沼で休憩後、山王峠までは最後の登り路。ここを過ぎるとダラダラと光徳牧場までは下り、12時過ぎに到着。ホテルの日帰温泉で一風呂浴びて、ビール付きで昼食のお握りを頂く。ちょっと疲れた。ホテル前からバスに乗り、東武日光へ戻った。帰りは今市に出て東武特急で家路についた。

<後記>初夏の時季、緑の中をハイクするのはなかなか気持ちの良いものである。それほどきつい道程ではなかったが、下り道で少々バテた感じで、何組に道を譲った。ズミも見ることができたし、まあ、マイペースでいいでしょう。