55.信州ほろ酔旅

初めて高遠に行ってきた。ツアーバスは桜の時期盛んに出ているが、この時期茅野駅から高遠まで路線バスの臨時便が出る。ツアーバスは効率はいいが、どうしても拘束感が抜けず、若干高めになるが個人旅行にした。高遠に加えて、奈良井宿(泊)、上田城址、小諸懐古園を加えた、切符は北朝霞から川越までの片道切符の、一人旅である。

散策日
平成28年4月10日(日)-4月11日(月)
所 感
16.04.10長野県高遠開花時期もそれほど外れず、高遠は街全体が桜一色であった。薄曇りであったので仙丈ヶ岳、中央アルプスは霞んでいたが、それでもかすかに見えた。青空であったらもっと映えて美しかっただろうと少々残念。小諸は高校生活最後に、初めて行った一人旅の場所である。今回は列車を乗り継ぎ、そのたびに売店で酒とつまみを買い、昼食は蕎麦に酒と旅中ほろ酔い気分であった。
4月10日(日)自宅-高遠-奈良井宿 22,318歩(13.3km)
4月11日(月)奈良井宿-上田-小諸-自宅 24,781歩(14.8km)

16.04.10高遠、街全体が桜

16.04.10高遠、遠く仙丈ヶ岳

16.04.10高遠、高遠小彼岸

16.04.10高遠、勝間薬師堂枝垂桜

立川(7時21分発)からあずさ1号で茅野へ(9時8分着)。この時期茅野から高遠への臨時バスが発着している。高遠バス駅には10時6分着。高遠はこの時期街全体が桜色の様相を醸し出している。そこから循環バスで高遠城址へ。まずは歴史博物館で下車し白山橋を渡り勝間薬師堂へ向かう。白山橋からは仙丈ヶ岳が良く見える。10分位歩くと薬師堂であるが、道端も桜並木。高遠小彼岸桜が迎える。薬師堂の枝垂桜には圧倒される。最近はこの枝垂桜を目当てに来る客も多いとか。

16.04.10高遠、家族

16.04.10高遠、太鼓櫓

16.04.10高遠、中央アルプス

16.04.10高遠、桜雲橋

城址公園のまわりでも桜の下で家族でお花見をしていたり。城址公園内は有料(500円)、太鼓橋や桜雲橋、高遠閣を見て回るが人が多く、頭上は桜盛りとはいえ見所はあまりない。太鼓橋の近くから中央アルプスがかすかに見える。グランドゲートから出ると観光バスがずらりと並ぶ。ここから街中へはダラダラと坂を下るが結構きつそうな坂である。城址公園に行くならば必ず最初にバスで上まで行くべし。

16.04.10高遠、満光寺

16.04.10高遠、蓮華寺

16.04.10高遠、香福寺

16.04.10高遠、蕎麦屋壱刻

昼食の時間にはまだ間があるので、途中満光寺、蓮華寺、香福寺を回る。1時半ちょっと前お目当ての高遠蕎麦専門の蕎麦屋に行くと長蛇の列、バスの時刻は14時40分なので、記名し待つこと45分過ぎてもなかなか順番が回ってこず、ついに近くの食事処で高遠蕎麦を食べた。

16.04.10奈良井宿、街風景

16.04.10奈良井宿、民宿

16.40.10奈良井宿、夕食

16.04.10奈良井宿、木曽大橋

臨時バスで茅野に戻り中央本線で塩尻、奈良井へと乗り継ぎ奈良井宿に着く。奈良井宿は中山道の宿場町で木曽路最大の難所である鳥居峠の北に位置し交通のかなめとして栄えた。標高は900mくらいあり、桜はまだ咲いていなかった。古い宿場町の雰囲気を残しているが、時期なのか時間帯なのか、通りを歩く人もほとんどおらずひっそりとしている。民宿の人に聞くと最盛期は祭りがある6-8月だとか。宿泊客も私を含め4人で3人は外国人であった。器用に箸を使っていたから国内に住んでいる人達かも。民宿は間口一軒といったところで、奥に狭く長い造りであり、入ると狭い廊下を二階に上がった。おそらくこの通りの家々はみなこんな造りになっているのだろう。制約はあるがここ奈良井宿を残す、伝えることが大切なのだろう、江戸時代の形式を留めたまま現代の生活をしている。翌朝は食事前に1時間ほど散歩がてら街中を歩いてみた。当然残念だが、店は閉まったままで活気を感じることはできなかった。

16.04.11上田、東虎口櫓門

16.04.11上田、北櫓

16.04.11上田、お堀沿いの桜

16.04.11上田、刀屋そば屋

翌朝、塩尻に戻り特急で篠ノ井で乗換え上田へ。上田は今NHK大河ドラマ「真田丸」が放送されていることもあり、人は多かった。桜はすでに散り始めていたが、まだまだ十分見ることができた。ぐるりとお堀沿いの桜を愛で、途中藩主居館跡(今は上田高校)を見て、駅に向かいながら歩き、途中貰った信州そばマップで「真田そば」の蕎麦屋を探す。やはり並んでいたが、今回は30分程待つと入ることができた。大盛かと思えるほどそばの量が多い。お蔭で酒が1本増えた。

16.04.11小諸、懐古園

16.04.11小諸、懐古神社

16.04.11小諸、あずま屋

16.04.11小諸、小諸八重紅枝垂

今回の最期は小諸。この懐古園は高校生活の最後に初めて一人旅で着た場所。確か大学受験後だったと思う。ずいぶん昔の話である。人はそこそこだが上田ほどではない。園内(300円)をぶらぶらそぞろに歩く。ここは桜はほとんどソメイヨシノだが、「小諸八重紅枝垂」が濃いピンクの花を垂らしていた。

16.04.11小諸、千曲川

16.04.11小諸、藤村碑

16.04.11小諸、大手門

16.04.11小諸、浅間山

高校時代の一人旅は、やはり高校のときに習った島崎藤村の「千曲川旅情」だったのだろう。展望台から見る千曲川、昔同じ場所から同じこの千曲川を見たのだろう。園外にある大手門をみて、少し時間があったので今回の旅行で初めてゆっくりとコーヒーを飲んだ。旅の最期はいつも山を見てきた。昨年の東北では磐梯山を、この前の津軽では岩手山を、今回は浅間山を。小諸から軽井沢に出て新幹線で大宮に帰る。

<後記>今回は桜がテーマで温泉は入らなかったが、1時間も列車に乗るとなれば売店に飛び込み酒とつまみを買い朝から飲み出し、昼は蕎麦屋を探し蕎麦と冷酒。二日間、ほろ酔い気分の列車旅だったように思う。