日本の高い灯台

 灯台の高さは地表から構造物の頂部までの高さを言う。日本一高い灯台は島根県の出雲日御碕灯台(43.65m)とされるが、江の島灯台(60m)、大阪灯台(50m)もある。しかしこれらは日本の高い灯台に含まれない。燈光会に問い合わせてみると次のような返事があった。
「江の島灯台及び大阪灯台につきましては、本来、灯台として造られた建造物では無く、江の島灯台は展望施設、大阪灯台につきましては、レーダー施設として造られた建造物に、灯器を設置し、灯台として機能させています。従いまして、専ら灯台として建てられた出雲日御碕灯台を「日本一高い灯台」としております。ただし、江の島灯台も大阪灯台も正式に灯台として告示されておりますので、数値上は、これらの灯台の建造物が高いこととなります。ちなみに、かつては横浜マリンタワーも頂部に灯器が設置され、灯台として告示されていました。当時は、高さ106mの世界一高い灯台と称されていました。」

日本の高い灯台10選

日本の高い灯台10選は次の通り。
順位 灯台 塔高 形状 灯質 初点灯 訪問日
出雲日御碕灯台 43.65m  白色・塔形・石造 群閃紅白互光、
毎20秒毎に白2閃紅1閃
1903年(明治36年)
4月1日
 21.11.09
稚内灯台 43m  白地に赤横帯6本・塔形・コンクリート造り 群閃白光、
毎20秒毎に2閃光
1900年(明治33年)
12月10日
 24.06.30
 3 水ノ子島灯台 39.25M 白地に黒横帯2本・塔形・石造 単閃白光、
毎10秒毎に1閃光
1904年(明治37年)
3月20日
 ー
 4 魹ケ埼灯台 33.72m  白色・塔形・コンクリート造 単閃白光、
毎15秒毎に1閃光
1902年(明治35年)
3月1日 
 22.10.21
 5 舳倉島灯台 33.5m  白色・塔形・コンクリ―造 群閃白光、
毎28秒毎に2閃光
1931年(昭和6年)
4月1日
 ー
尻屋埼灯台 32.82m 白色・塔形・レンガ造 単閃白光、
毎10秒毎に1閃光
1876年(明治9年)
10月20日
 22.07.03
石埼灯台 32.23m 白地に赤横帯3本・塔形・コンクリート造 単閃白赤互光、
毎20秒毎に白1閃光赤1閃光
1943年(昭和18年)
10月3日
 ー
 8 鹿嶋灯台 32.2m 白色・塔形・コンクリート造 単閃白光、
毎5秒毎に1閃光
1971年(昭和46年)
3月29日
 22.03.04
苫小牧灯台 31.5m 白地に赤横帯3本・塔形・コンクリート造 単閃白光、
毎12秒毎に1閃光
1965年(昭和40年)
2月3日
 24.07.02
10 犬吠埼灯台 31.3m 白色・塔形・レンガ造 単閃白光、
毎15秒毎に1閃光
1874年(明治7年)
11月15日
 21.11.28